約2年ほど前から、私の中でクセになっている和菓子があります。
つぶあんがギッシリと詰まった『薄皮まんじゅう』
ヤマザキの『吹雪』です。
高級品ではなくて、コンビニで売っている100円未満の和菓子。
余談ですが・・・
私の姓は『越路』なので、食すること(合体すること)で、今は亡きあの超大物シャンソン歌手になってしまいます。
余談はともかく・・・
この『吹雪』
残念なことに、売っているコンビニ&スーパーが意外と少ない。
私の検証ですと、最寄のコンビニ最大手のチェーンでは、10%前後の導入率。
売る場面積の限られたコンビニなどでは、その時々の新商品へのボリューム陳列などを考えて仕方ないことではありますが・・・
でも、この『吹雪』
私は、次のようなことを考えます
↓
【本当は売れ筋商品であるのに、新商品の導入に気を取られすぎて、それに気づいていない店舗がほとんど】
↓
なぜなら・・・
発注している店舗の品揃えを見ると、実は【定番化している商品】なのであります。
↓
そのお店の地域的なニーズもさることながら・・・
『POSデータの検証の前に、まずは発注』をしないと、的確なデータを把握できないと思います。
↓
とくにコンビニなど、新商品の導入率が高すぎるために、それに伴う売り場のレイアウト変更に意識が回りすぎて、その結果・・・
新商品の数値的な検証の後に、再び『売れ筋定番商品の再導入』を忘れてしまう傾向が強い店舗が大多数だと言えます。
でも・・・
ある意味、その『希少価値的要素』が、ニーズのあるマーケットでのクセになる要因になっているのかもしれません。
さてさて・・・
この『吹雪』
売り場の導入状況の検証はさておき
実は・・・
『食』というカテゴリーで考えた場合の、重要な【クセになる法則】のキーワードが隠されている商品なのであります。
それは・・・
タイトルでも書きましたが『2つの時間』であります。
まず1番目の時間とは【鮮度】であります。
この『吹雪』は、お店に納品になってから多分2~3日で消費期限となります。
本来、和菓子というのは『生もの』であります。
しかし、世の中にあふれる和菓子(とくに詰め合わせ系など)のほとんどは・・・
『長期鮮度』の商品として販売されております。
しかし・・・
『長期鮮度』を実現させるためには、同時に失うものがたくさんあります。
以前のVolでも何度か書いておりますが『水分含有量』もその1つ。
家庭で作った料理は、なぜ飽きないのでしょうか?
↓
食材の鮮度も含まれますが、何よりも【加工された時点での鮮度】が新鮮なので・・・
↓
その結果・・・
↓
【飽きない】
↓
【クセになる】ということになるのであります。
そして・・・
2番目の時間とは【営業時間】であります。
ちなみに私は、帰宅途中で・・・
1週間に1~2回ほどの頻度で『和菓子が食べたい』という欲求が芽生えます。
しかし・・・
ほとんどの和菓子専門店は18時閉店が多く、20時閉店がほんの少々。
和菓子専門店の営業時間を検証してみると・・・
↓
『和菓子を好む人』=『女性』という固定観念が、営業時間にまで反映されております。
↓
そして、その『女性』というターゲットの分析も・・・
『専業主婦』を考えた営業時間がほとんど
↓
しかし・・・
昭和30~40年代ならいざ知らず、現在は『フルタイムで働く女性』が当時の何倍もの数字へと変化してきています。
↓
また・・・
『フルタイムで働く女性』のマーケットもさることながら・・・
↓
実は隠された物凄いマーケットを忘れております。
↓
それは・・・
【和菓子が大好きな男性は、たくさんいる!】
ということであります。
どんなに『美味しい』とか『また食べたい』と思っても・・・
【購入する体制】が整っていなければ、そこに『ありがとう!』は生まれません。
すなわち。ビジネスは生まれません。
『フルタイムで働く女性』及び『和菓子が大好きな男性』といった重要なターゲットのニーズを受け入れる【営業時間の変更】も、重要な【クセになる法則】であると考えます。
さてさて・・・
今回の【クセになる法則】は、2つの時間について書きました。
この2つの法則・・・
実はそれぞれ『人間の心理』で考えた場合『異なるクセになる法則』であります。
↓
【鮮度】=『食べたくなる』という心理。
【営業時間】=『買いたくなる』という心理。
↓
この2つの心理が合致して、はじめて『そこに喜び』が生まれて・・・
その結果、ビジネスが成立するのではないでしょうか。