Vol.45 お客様が一番印象に残った事は、実は???だった。

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数年前のこと。

 

親戚を集めて、ある行事があった。

 

私が幹事になり、会席料理のお店を設定した。

 

打ち合わせの時には、料理内容の事はもちろんですが・・・

もう1つ、大事なお願いをした。

 

そのお願いとは・・・

『高齢者が多いので・・・

 通常の座敷の上に、絨毯を敷いていただいて

 テーブルと椅子でセッティングしていただけると有難いのですが。』

 

一般的な常識ですと、高齢者が多いと座敷が好まれると考えがちですが・・・

実は、それはまったくの逆。

 

足腰の弱った高齢者には、テーブルと椅子のほうが好まれるのです。

 

その結果をあらわすのが・・・

宴会が終わった時に、高齢の方のほぼ全員から最優先に言われた言葉。

それは・・・

 

「いや~、テーブルと椅子は最高だった~!」

 

料理の感想については、その後。

 

もし、物凄いグレードの料理を用意したとしても

いただける感想の最優先は、同じだったでしょう。

 

後日、この話をお店の方に話したら・・・

「へ~っ」といった、あまり関心を示さない受け取り方。

 

正直、料理の感想は、人それぞれの好みがあるので、なかなか統一のものは返ってこない。

 

だが・・・

この『テーブルと椅子』は、ほぼ100%の方が最優先に言った感想。

 

そして数年経過し・・・

親戚が集まった席で、その時の話題になると・・・

最初に出る言葉は

『またあのお店で、テーブルと椅子で料理が楽しめたらイイね』

 

料理に対する評価も、悪くなかったから『またあのお店で』という言葉になるのは当然のことです。

 

しかし・・・

人の記憶に残るものは、優先順位があり、

その第一優先順位が、物凄い記憶として残り

そして、二番目の記憶には、けっこう開きが出るもの。

 

『何が一番印象に残ったことなのか』を

いかに客観的に検証できるかが、いわゆる『また利用したいと思っていただける店づくり』に繋がるのだと思います。

 

お客様に、また利用していただけること。

一番たいせつなことは・・・

様々な環境に臨機応変に対応し・・・

そして・・・

客観性を持った『おもてなしの心』を忘れないことではないでしょうか。

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