数年前のこと。
親戚を集めて、ある行事があった。
私が幹事になり、会席料理のお店を設定した。
打ち合わせの時には、料理内容の事はもちろんですが・・・
もう1つ、大事なお願いをした。
そのお願いとは・・・
↓
『高齢者が多いので・・・
通常の座敷の上に、絨毯を敷いていただいて
テーブルと椅子でセッティングしていただけると有難いのですが。』
一般的な常識ですと、高齢者が多いと座敷が好まれると考えがちですが・・・
実は、それはまったくの逆。
足腰の弱った高齢者には、テーブルと椅子のほうが好まれるのです。
その結果をあらわすのが・・・
宴会が終わった時に、高齢の方のほぼ全員から最優先に言われた言葉。
それは・・・
「いや~、テーブルと椅子は最高だった~!」
料理の感想については、その後。
もし、物凄いグレードの料理を用意したとしても
いただける感想の最優先は、同じだったでしょう。
後日、この話をお店の方に話したら・・・
「へ~っ」といった、あまり関心を示さない受け取り方。
正直、料理の感想は、人それぞれの好みがあるので、なかなか統一のものは返ってこない。
だが・・・
この『テーブルと椅子』は、ほぼ100%の方が最優先に言った感想。
そして数年経過し・・・
親戚が集まった席で、その時の話題になると・・・
最初に出る言葉は
『またあのお店で、テーブルと椅子で料理が楽しめたらイイね』
料理に対する評価も、悪くなかったから『またあのお店で』という言葉になるのは当然のことです。
しかし・・・
人の記憶に残るものは、優先順位があり、
その第一優先順位が、物凄い記憶として残り
そして、二番目の記憶には、けっこう開きが出るもの。
『何が一番印象に残ったことなのか』を
いかに客観的に検証できるかが、いわゆる『また利用したいと思っていただける店づくり』に繋がるのだと思います。
お客様に、また利用していただけること。
一番たいせつなことは・・・
様々な環境に臨機応変に対応し・・・
そして・・・
客観性を持った『おもてなしの心』を忘れないことではないでしょうか。




























