カテゴリ 『 食感 』 の記事

20090331-gyoza.jpg餃子と言えば宇都宮。

そして、私は現在、宇都宮在住であります。

 

よく仕事仲間と・・・

「どの店の餃子が一番好きか?」

という話題になる事があります。

 

数年前までは、自分が体験した餃子の中で『一番旨い!』と思った店の名前をあげてたのですが・・・

最近は、馬鹿にされるのを覚悟して次のような回答をするようになりました。

 

「う~ん。ウチの女房の手作り餃子かな~。」

 

この言葉を発すると、だいたい次のどちらかの答えが返ってきます。

 

「うわ~。のろけですか~。」

or

「確かに、奥さんというか子供が作ったのでもそうですが、はやり家庭の手作りが一番ですよね。」

 

私は、上記の2番目の答えが返ってくること。返ってくる人と・・・

その後、そのあたりのディテールを詰めるのが楽しみであります。

 

2番目の答えのわかる方は、次の話へと発展します。

 

今までの【食】に関するところで何回か書かせていただいていると思うのですが・・・

『手作り』の持つチカラ、いわゆる『平均化していない食感』には、記憶に残る要素が多いに含まれるのであります。

イコール

『クセになる法則』であります。

 

もちろん味付けも大切ではありますが・・・

一定水準以上の味付けと一緒に『平均化していない食感・均一化していない食感』こそが

イコール

『クセになる法則』であります。

 

また・・・

上記の不ぞろいのサイズも大切ですが、それ以上にたいせつなのが・・・

『野菜の切りたての食感』であります。

 

この『切りたての食感』は・・・

こちらも何回か書かせていただきました『水分含有量とクセになる関係』で述べさせていただきました。

 

今回の話・・・

実は「地元宇都宮の様々な餃子のお店を食べ歩いた~」と自負している方に話を振ってみると・・・

けっこう今回のような回答が返ってくる事が多いですね。

 

今回の話が本当かどうか???

ぜひとも『検証もかねて実行』していただけましたら幸いでございます。

以前・・・

【今日の感】

Vol.92 毎夏の私の日課。氷との生活。』でも書かせていただきましたが・・・

 

私は家に帰って、冷蔵庫のドアを開けた時に・・・

『製氷機の水位が、常に満水の位置になっていない』と、何となく落ち着かなく、そして時には不機嫌になることもあります。

 

大人げないと思われるかもしれませんが・・・

実は『大人げない』という感情は、ニーズに対する感情のモノサシであります。

 

私の場合、あまりアルコールを受けつけない体質でもあり、家出の晩酌という日課は皆無。

(年に数回あるかないか。)

 

でも・・・

 

ビールがお好きな方が

『冷蔵庫に冷えたビールが入っていないと不機嫌になる』

というお話を、ひじょうに多く耳にします。

 

なんとなくですが・・・

どこか同じ匂いを感じます。

 

それは・・・

常に習慣化されていることが、達成できない時の不満な気持ち。

 

でも・・・

よく考えてみたら『不機嫌』の裏側には、ニーズが隠れているのであります。

 

ニーズを探るには・・・

『なぜ不機嫌になるのか』

『不機嫌になる時』

『不機嫌から機嫌良くなる瞬間』

これらを知ることから始めると、何かが見えてくるのではないでしょうか?

 

皆さんの回りにある、たくさんの『不機嫌』や『大人げない』を、もう一度検証してみると

物凄いヒントが隠れているのでは?

私は『シアトル系コーヒー』のお店を、よく利用させていただきます。

(シアトル系コーヒーとは、エスプレッソやカフェラテなどをメインにしたコーヒーショップ)

 

私は順番待ちをしている時に・・・

他のお客様がオーダーする時の様子を、よ~く見ているのですが。

 

実は、私も含めて・・・

同じ事で迷っている風景をよく見かけます。

 

それは・・・

「どっちのサイズにしようかな~?」

 

面白いことに・・・

だいたい4~5種類のサイズがあるのに

「どれにしようかな~?」ではなくて

「どっちにしようかな~?」といった感じで

各々の人が、自分のサイズという1つの定義のようなモノサシを持っていて

2つのサイズから選択していることが多い。

 

さて・・・

一般的に、売上の基本は

・客数

・客単価

を、いかに伸ばすか。

 

そして、もし迷っているお客様がいた場合・・・

ほとんどの売り手側は『客単価』を上げたいがために、大きいサイズを薦めたいと思うのでしょう。

 

しかし・・・

これは私の体験、そして私の周りの方々にヒヤリングして検証したことなのですが

その2つのサイズで迷った時に、どちらを選択したかで、その後のアクションが大きく変わることがわかりました。

 

その『その後のアクション』とは

次回そのお店に足を運ぶまでの間隔であります。

 

これは1つのサンプルデータですが・・・

大きいサイズを選択した場合→1ヵ月後に飲みたくなる欲求が生まれる。

小さいサイズを選択した場合→1週間後に飲みたくなる欲求が生まれる。

 

一番大事なことは『客数×客単価』

そのカギをにぎるのは『来店頻度』だと思います。

 

とくに、こういった濃い目の嗜好品のケースでは・・・

『飲みたいと思う心理』を、いかに研究できるかが重要になるのだと思います。

 

例えば、このような販売促進はいかがでしょうか?

●磁気の入ったお客様カードを提供する

・お客様には、ポイントなどの還元で喜びを提供

・お店側は、そのカードでお客様の『お勧めサイズ』と『来店間隔』を管理し、来店頻度アップに繋げる。

 

これは個人情報的には問題にならないですし、お客様にも喜びが提供できます。

 

そしてお店側は・・・

お客様がサイズで迷っている時に『小さいサイズをお勧めする』といった、通常とは逆の発想のセールスプロモーションを行うのであります。

 

季節によっては、その迷う2つのサイズが変動するかもしれません。

 

ですが・・・

そういった実績値・リピートの間隔・その日の温度状況などがデータベース化されて

何よりもお客様が・・・

「美味しかった~。もうチョット飲みたかったかな~」という満足感で、次へのお楽しみを残していただけること。

 

そういった、心理になっていただくことが大切なことであり・・・

それが結果的に『来店頻度の向上』に繋がるのではないでしょうか。

 

何よりも・・・

迷っている時に『単価の安いほうをお勧めする』という逆手の発想。

 

それこそが・・・

お客様に喜んでいただき、

そして、その結果お店の喜びに繋がる。

 

いかがでしょうか?

20080917.jpg今から約10年ほど前、私の娘が小学校低学年の頃・・・

『外食』というと、必ず彼女は某ファーストフードチェーンをリクエストした。

 

もちろん・・・

・美味しい

・いろいろなイベントがある

・子供たちが多い、などなど

そういった理由もあるのだろうが、彼女のリクエストの仕方を考えると、実はもっと大事なことが行きたい理由だったことがわかる。

 

なぜなら・・・

当時の彼女のリクエストの仕方は次の通りだったからである。

 

「私、○○○に行きたい~。そして、いつもの"あの席"で食べたい~。」

 

実は、そのお店に初めて足を運んだのは・・・

有名なマジシャンのショーの後だった。

 

私は仕事の都合で、そのショーを見ることが出来ず、閉演後に家族を迎えに行った帰りだった。

 

様々なマジックに興奮し、その余韻が残っていた彼女は・・・

その様子をニコニコしながら一所懸命に私に話してくれた。

 

そんな家族で楽しそうに話している時・・・

そのお店のウエイトレスさんが私たちのテーブルの隣を片付けながら・・・

娘と目を合わせてニコッと微笑んでくれた。

 

まだ小学校低学年の子供でも、その微笑に含まれた心のメッセージが伝わったに違いない。

『楽しそうでイイわね~。』

 

娘の「いつもの"あの席"で食べたい~。」には・・・

【その時に食べたもの】以上に【その時に食べたこと】への思い出が、たくさん詰まっているのだろう。

 

そして・・・

【あの席に座ると、また楽しいひとときを過ごせる】というワクワク感を体験できるという思いがあるのだろう。

 

子供は、本能的に『リピートしたい』と思った時には・・・

大人以上に『同じ事を繰り返す』

(ビデオなども同じものを何度も見ますよね。)

 

大人のマーケットで『クセになる法則』を考える時には・・・

子供が思う『もう一回』に含まれる【なぜ?】を検証すると、大人のマーケットにも繋がるヒントが見つかるものです。

 

『クセになること』は、想い出と共に。

20080904-nin-a.jpg今回の写真は、拙い私の手作り。

『刻みニンニク』

『刻み生姜』

を、合わせた

『ごま油漬け』

とでも言えばいいのでしょうか。

 

要するに、メイン料理に一味加える調味料的ポジションになるのかもしれませんが、通常の調味料と一番異なるところが『歯ごたえ感』がプラスされている点でしょうか。

 

ニンニクも生姜も・・・

おろす・・・『おろしニンニク』『下ろし生姜』

きざみ・・・『きざみニンニク』『きざみ生姜』

といった使い方が多いようですが・・・

 

この私の手作りは・・・

『きざみニンニク』と『きざみ生姜』の混合なのですが、通常と異なるのは【サイズをバラバラにしている】というところでございます。

 

20080904-nin-b.jpg寄りで撮ったこちらの写真でお解かりになると思うのですが・・・

見た目はとっても悪いです。

 

が・・・

この【サイズをバラバラ】は、大げさなほどに意図的にバラバラにしました。

 

そうすることで、次のような楽しみ方が出来るのであります。

・毎回、異なる歯ごたえと遭遇する。

・どの食材には、どのサイズがクセになりやすいかが解る。

そのポジションごとに、ニンニクと生姜の混合比率が異なる部分も楽しめる&検証できる。

 

さてさて・・・

食べ物というのは、本当に面白いものでもあり、そして奥が深いですね~。

 

食材ごとに、本当に【クセになるサイズ】が存在するんですよね。

 

これは次のVolでも書きましたが・・・

Vol.24 年代がUPすると『冷凍食品に不満な人』が増える理由。

Vol.27 懐かしい『おばあちゃんの手づくり』から学ぶこと。

 

全てに通じることは・・・

クセになるサイズ

それぞれの食材ごとのクセになるサイズが存在する

【食材の細胞】と【人間の感覚を司る細胞】との関連性を・・・

さらに、マーケティングと、いかに融合させるか。

 

ここまでくると・・・

【優れた感覚者】であり【優れたお客様目線】であることが、一番求められる事になりますね。

 

でも・・・

 

それを見極められた者だけが・・・

【B級グルメ】を制することが出来ることでしょう。

sedainosa.jpg

以前、次のVolで『歯ごたえでクセになるパン屋さん』の記事をアップさせていただきました。

Vol.8 クセになるパンがある!

 

この『歯ごたえ』に対する感覚。

実は、世代間で、感覚の違いが大きく分かれるのはご存知ですか?

 

ちなみに私は、昭和39年生まれ。

東京オリンピック開催の年に生まれました。

言ってみれば『比較的日本が豊かになりだした時代』に生まれたわけです。

 

この歯ごたえに対する感覚は・・・

ある種の『贅沢感』でもあります。

 

私の世代は、比較的豊かになりだした時代に生まれ、そして技術の進歩が急激に進んだ時代。

ですので・・・

『やわらかい食べ物』を、小さい頃から体験してきました。

 

ですので『やわらかい食べ物』を、それほど贅沢だとは思わず・・・

むしろ『歯ごたえがあるモノ』が、ある意味『新鮮』だと感じるのであります。

 

昨今の『もちもち感のある食べ物』のブームは、そのような時代背景から考えると、当然だったといえるのかもしれません。

 

しかし・・・

この『歯ごたえを楽しむ』ということ。

実は、比較的年配の方々には、それほど人気がないようであります。

その理由をたずねると、ほとんどの方が

「どうも噛みづらいのは苦手だな。昔たくさん食べたから・・・。」

「やっぱり柔らかいほうが美味しいと思うわね。」

などなど。

 

中には、高齢によっての歯の衰えも関係しているとは思うのですが、上記の質問をした時には『心の中での感覚』としてお聞きしております。

 

商品を開発する時には、味の良し悪しは勿論。

ですが・・・

この『歯ごたえの感覚』こそが、味以上に『クセになる商品』

すなわち『ヒット商品ではなく売れ筋商品』になる要素をたくさん含んでいるのであります。

 

でも、いかがでしょうか?

 

メーカーなどの最終決裁権。

新発売する商品のターゲットになる方の世代感覚と、決裁する方の世代感覚は大丈夫ですか?

 

企業が、これから市場に送り出す商品を考える時・・・

『決断』は、どんな方がされていますか?

『正しい決断が出来る人』が、決断をしていますか?

『常に客観的に見極められる人』が、決断をしていますか?

そして何よりも・・・

『売れる見極めが出来る人』が、決断をしていますか?

 

 

豊かな世代への商品の提案~アプローチ

『舌の感覚』も大事ですが・・・

それ以上に・・・

求められる人材とは・・・

『歯の感覚』そして『脳の感覚』が優れたエキスパート

ではないでしょうか?

 

そして一番たいせつなこと

それは・・・

その優れたエキスパートを、優れていると見極められるトップの決断。

senbei-ikimono.jpg

先月後半の【法則の箱】では・・・

『均等化・平均化の罪 』というカテゴリーで『カタカナのお餅』『冷凍食品』などについて、2つの記事を書かせていただきました。

 

ご興味のある方は、こちらの2つの記事をご覧くださいませ。

Vol.23 なぜ『カタカナのお餅』は、クセにならないのか。

 

Vol.24 年代がUPすると『冷凍食品に不満な人』が増える理由。

 

 

さて・・・

この2つの記事で書きました『均等化・平均化された商品』を解決する方法

それは・・・

『機械では予想がつかない細胞のチカラに任せること』

で、あります。

 

今回の写真の『おせんべい』は、その最たる例であります。

(とくに原材料にカタカナが含まれないモノほど、上記の条件になります)

 

・おせんべい

・おかき

・その他

いわゆる『米菓』には・・・

『もち米とうるち米』などの原材料比率の差はありますが、次の『機械では予想がつかない細胞のチカラに任せること』によって、いわゆる『均等化・平均化されない商品』となります。

・素材自体の持っている細胞のチカラ

・乾燥させる工程での細胞のチカラ

・焼く時に発生する細胞のチカラ

 

昔々・・・

昭和の頃に、ご家庭で、残ったお餅を使って『おばあちゃん手づくりのせんべい』を食したご記憶はありませんか?

 

いかがでしょうか?

当時のおせんべいが、懐かしくなって『また食べたい』という欲求に心が踊らされた事がございませんか?

 

 

『均等化・平均化された商品』は・・・

様々な工程において『細胞のチカラを発揮しづらい環境』を作ってしまうケースがあります。

 

もう一度、今回の記事の写真をご覧くださいませ。

細胞のチカラで・・・

『この世に2つとないカタチ』そして『この世に2つとない歯ごたえ』を演じている勇姿を。

 

そんな頑張ってる姿と同時に・・・

『2度と巡り合えない微妙な感覚の違い』を体が覚えてしまう。

誰だって『また食べたい』=『クセになる』という心理になるものです。

reishoku.jpg最近、私と同世代(昭和30年代生まれ)の方とお会いした時に・・・

あるテーマに関して、私が予想していた仮説に対して、その結果を検証することが出来ました。

 

私の仮説(予想)通り・・・

同じ意見の方が、かなり多いという検証となりました。

 

●環境

『お昼は家庭の手作りお弁当』ユーザー

 

●テーマ

おかずに含まれる『冷凍食品』には満足しているかどうか。

 

 

私も含め・・・

実は『冷凍食品』に対して【飽きる】というお考えの方が多かったのであります。

 

それはなぜなのか?

 

前回の記事『Vol.23 なぜ『カタカナのお餅』は、クセにならないのか。』でも取り上げたのですが・・・

その【飽きる】という感想の要因は、やはり『カタカナのお餅』の時と同様に、冷凍食品が持つ特性の中での次のことが大きいことがわかりました。

 

●均等化・平均化

『どこを噛んでも同じような食感』のものが多い。

 

この『均等化・平均化を好まない現象』

私と同世代(昭和30年代生まれ)及びそれ以上の高齢の方では同じ感想が多いのですが・・・

実は、若い世代(昭和40年後半以降生まれ)では、上記の世代のような感想ではないようなのであります。

 

それはどういうことか?

 

『均等化・平均化を好まない世代』は・・・

いわゆる『均等化・平均化された食品が普及する前の食品』を、感覚として憶えているのであります。

 

しかし『均等化・平均化に対して違和感を持っていない世代』は・・・

いわゆる『均等化・平均化された食品が普及する前の食品』を、感覚として知らないのであります。

 

『脳内にインプットされている引き出しのストック』が、あるorない。

この違いで、大きな分岐となるようであります。

 

でも・・・

『均等化・平均化を好まない世代』にも受け入れられる冷凍食品を開発することは、可能であります。

 

それは・・・

あえて『均等化・平均化しない感覚にすること』であります。

 

この先の更なる詳細は・・・

勘の鋭い方にはご理解いただけると思います。

 

たいせつなことは・・・

『細胞』と、いかに上手につきあうか。

 

でしょうね。

mochi.jpg日本人の文化『お餅』

 

でも最近は・・・

満足できないお餅が多すぎると感じます。

 

約15年ほど前から・・・

お餅は、メーカーの技術研究の進歩によって大昔のものに比べて、とてもよく伸びるようになりました。

 

でも、ここ最近は・・・

その『よく伸びる』というニーズに対してメーカー側に、チョットやり過ぎのような感じがします。

 

mochi-nobi.jpgそれは『異常な伸び方』に対して!

 

何が原因か?

 

それは『カタカナのお餅』が増えたことであります。

 

●カタカナのお餅

要するに・・・

『原材料にカタカナの化学的なものが含まれたお餅』のことです。

(多分2種類ぐらいのカタカナが含まれているケース多し)

 

確かに『伸びないお餅』よりも『伸びるお餅』のほうが、嬉しいものです。

 

ですが・・・

 

『カタカナのお餅』は異常に伸びる現象と同時に・・・

『均等化・平均化された食感』となり、その結果、どこか『偽りの食べ物』にもなってしまう気がします。

 

食べる楽しみには・・・

噛むポジションが変われば、微妙な感覚の違いがあり、それが「もうちょっと食べたい」という感情へと繋がるような気がします。

 

本当に求められているのは

●自然界での素材の限界

●自然界での人の技術の限界

なのではないでしょうか?

 

カタカナのお餅は・・・

本来の素材が持っている『自然のチカラ』に対して『均等化・平均化』をもたらしてしまいます。

 

『均等化・平均化』がもたらされると、どういうことになるのか。

それは・・・

『どこを噛んでも同じような食感』になってしまうのであります。

 

この『同じような食感』になると、人間は『また食べたい』という心理から遠ざかることになります。

 

家庭の味・母親の味が飽きないのは、その時々の火加減や調味料などの微妙な違い・・・

そして、その時々で変化する素材によって・・・

『均等化されていないモノ・平均化されていないモノ』になり

その結果・・・

『懐かしい』『また食べたい』という心理へと繋がります。

 

【クセになる感覚】は・・・

『均等化されていないモノ・平均化されていないモノ』でないと、いけないのであります。

 

カタカナのお餅は・・・

ある意味、デジタルの進化によって『情報が詰め込まれすぎたCM』にも通じる感じがします。

 

はやり・・・

『人の感覚』『人の呼吸』『人の時間軸』など、ある一定の限界を超えてしまうと逆に『本物』から離れていく。

その結果・・・

【クセにならないモノ】になるのでご注意を。

20080703-konnyaku.jpgよく食べ物を口にした時に『これは固い』とか『これは柔らかい』という表現がされる。

 

でも、食感に関する感想として『言葉で表現される相対値評価』と『商品自体が持つ本来の特性』が、時には逆の言葉で表現される時がある。

 

その最たる例が、写真の『こんにゃく』かもしれない。

 

さて・・・

皆さんは、歯で噛んだ時に、簡単に噛み切れる時に『柔らかい』という感想を述べて、逆になかなか噛み切れない時に『固い』という言葉で表現されていませんか?

 

今回は、いつものVolのように『■仮説■実行■検証』というコミュニケーション方法は取らずに・・・

■検証に進みます!

 

この仮説~検証は、あくまで私個人の考えである事を、前もってお伝えさせてください。

 

 

では・・・

今回の記事を、ご理解いただきやすくするために、食べ物以外で考えてみましょう。

『ガラスのコップ』と『プラスチックのコップ』を思い浮かべてみてください。

一般的に、固いと評価されるのは『ガラスのコップ』のほうだと思います。

ですが・・・

その『固い』と表現される『ガラスのコップ』のほうが、『プラスチックのコップ』よりも、割れやすいのではないでしょうか。

 

 

これを、今回のような食べ物(こんにゃく)で、考えてみませんか?

『粘り強く、なかなか噛み切れないこんにゃく』

『噛んだ時に、簡単に噛み切れるこんにゃく』

多分ほとんどの方が、次のような言葉で表現されているのではないでしょうか。

『粘り強く、なかなか噛み切れないこんにゃく』=固い

『噛んだ時に、簡単に噛み切れるこんにゃく』=柔らかい

でも、実は・・・

一般的に『固い』と評価される『粘り強く、なかなか噛み切れないこんにゃく』のほうが・・・

【本当は、柔らかい】から、なかなか噛み切れないんですよね。

 

 

では【クセになる法則】Webサイトとしましては、どちらのこんにゃくが『クセになる』なのか考えてみたいと思います。

『歯ごたえ感がある商品』への高い評価やニーズが高まる昨今・・・

そして、以前の【法則の箱】のいくつかの記事でも述べさせていただきました通り・・・

『歯ごたえ感がある商品』のほうが、食べれば食べるほどにリピート性が高くなることを書かせていただきました。

【クセになるこんにゃく】とは・・・

『粘り強く、なかなか噛み切れないこんにゃく』だと考えられるのではないでしょうか。

 

 

では、まとめてみましょう。

今回のような・・・

食感に関する感想として『言葉で表現される相対値評価』と『商品自体が持つ本来の特性』が、逆の言葉で表現される商品。

実は【クセになる食べ物】を考える時には、このような『言葉での評価が逆の表現になる』という商品特性が、必要になるのかもしれません。

ですので・・・

大切なことは、現場で商品を企画~開発する人が、一般の人々から上がってくるリサーチなどの検証結果をそのまま受け取るのではなくて、今回のような『言葉と表現のあいまいさ』を仮説段階で理解し、そして、それらのあいまいさを考慮した上で、検証結果を分析する必要があるかと思います。

 

リサーチをする時には・・・

『固い』・『柔らかい』

『美味しい』・『不味い』

も、必要かもしれませんが

最重要テーマは・・・

『また食べたいと思いますか?』

だと、言えるのではないでしょうか。

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