今日は、20時頃に一旦家に戻り、久々に『ゴールデンタイムのテレビ番組』を見た。
そして・・・
何がきっかけだったか忘れたが、いつも以上に『出演者の発音』を気にしながら見ていた。(聞いていた)
これは10年以上前からの事ですが、テレビなどを見ていると『鼻濁音』をきちんと話せていない出演者が多いのが気になります。
『鼻濁音』とは・・・
『がぎぐげご』が、文節の先頭以外に来た時に、鼻にかけて発音する方法。
↓
例:私が、小学校、ネットが、それが、
文節の先頭以外に来た時でも、一部例外もあります。
↓
例:専門学校、日本銀行
※
『鼻濁音』についての、詳しい詳細はウィキペディアなどでご確認くださいませ。
さてさて・・・
仕事柄『話すという仕事』をディレクションする立場にいる私。
『話す職業(アナウンサー、ナレーター、声優、その他)』の場合
一般の方は『話すこと』が一番重要だと思っているようです。
がっ・・・
実は『話す』よりも重要な事があるのです。
それは『聞く事』なのであります。
『聞く』がきちんと出来ない人は絶対的に『話す』が上達致しません。
なぜなら『聞く』というフィルターを通し、微妙なニュアンスの違いを判断出来ないと、絶対的に『話す』に反映されないからであります。
ちなみに・・・
ここ20年位の間で、鼻濁音がきちんと発音されていない歌手が増えた事を実感します。
と同時に、鼻濁音がきちんと発音されていない歌手の曲がヒットすればするほど、日本人が『鼻濁音』を正しく言えなくなった気がします。
鼻濁音がきちんとしていない歌手は『私が』という歌詞で『通常のが』で歌っております。
ちなみに我家の場合‥
拙者と息子は鼻濁音の使い分けが出来ていますが、女房と娘は鼻濁音を使わない言葉生活をしております。
子供にとって親の言葉遣いが一番身近な模範であります。
とくに同性の親が鼻濁音をきちんと使っていないと子供は殆どそれに準じているようです。
話は『話す』と『聞く』に戻りますが‥
この鼻濁音の違いをレクチャーした場合
『話す』の前に『聞く』の時点で
「えっ二つのどこが違うの?」という返事が返ってくる事が多々あります。
ですので‥
もし身近で『話す』という仕事に対して興味を示している方がいる場合には『聞く』という事から始める事をお勧めして下さい。
ちなみに私は栃木人。
栃木県の人は『訛っているから話す仕事には不向きでは』と思ってる方が多いようですが、実は『訛り』は簡単に直せます。
それよりも『鼻濁音が出来ないのを直す事』のほうが物凄く大変です。
ぜひ意識してみて下さい。
まずは大人達が正しい鼻濁音を心掛けましょう!
また『聞く』に関してですが『自分の声』と『他人の声』を聞く時には、聞き方が違う事は御存じですか?
『他人の声(外からの音全て)』は『耳』で聞きます。
それに対して『自分の声』は『耳ではなくて顔全体の骨の響き』で聞きます。
『自分の歌』や『自分の声』をテープ等で聞いた時に不自然に思うのは、普段『顔全体の骨の響き』で聞いてる音を『耳』で聞いたからそう感じるのです。
更に『話す』という事を仕事にする場合に突き詰めていくと『聞く』と同時に『感じる』という感性が鈍いと良い仕事が出来ません。
また『感じる』というのは全ての仕事をする上で一番重要な事なのかもしれません。
『お客様のニーズ』とか『顧客満足(CS)』等、商品やサービスの質の向上が議論されますが、結局のところは『感じる』という事に対して様々な引出しを持っていないと『満足の提供』には繋がらないと思います。
スポーツ選手など『努力の積み重ね』と言われていますが、一流選手は『努力だけでなく』『その中で感じる→気づく』を積み重ねているから、一流になれるのではないでしょうか?
また最近の子育てや教育の中で『個性教育』という言葉を頻繁に耳にしますが、個性というのは『得意』といった単純な結果論ではなくて、そのプロセスワークの中で生まれる『感じるの繰返し』なのではないでしょうか?
さらに・・・
CMや歌の歌詞などでは、時には『あえて鼻濁音のところを間違った発音にする』という手法を使うケースがあります。
これは、アナウンサーの方がニュースを読む時には絶対に間違いと判断されてしまいますが、CMなどでは、その言葉のもつ意味を考えると『鼻濁音のところを間違った発音』にしたほうがニュアンスが伝わる場合があります。
【正しい鼻濁音が解れば、間違った鼻濁音が武器になる】こともあるわけです。
そのあたりを考えると・・・
『話す』よりも『聞く』が大切であり、さらにそれ以上に『感じる』が一番大切なことをお解かりいただけるかと思います。
【正しい鼻濁音が解れば、間違った鼻濁音が武器になる】という事が理解できていると・・
それは、時には様々な商品名・CMコピー・歌・戦略的なマーケティング構築・その他・・・
実は物凄い『売れ筋』へと繋がる【クセになる法則】を生み出すことが出来ます。
このあたりは、いずれ【法則の箱】でご紹介したいと思います。
という事で・・・
皆さん『感じる』を意識して、毎日を送ってみてはいかがでしょうか?